読書の力 2010 3 20

 今の時期、中学3年生は、高校受験が終わって、
ほっとしていると思います。
 高校入学式までの長い春休み。
どうしているでしょうか。
 私は、この時期が来ると、よく思い出します。
受験戦争から開放されて、精神的に余裕ができたので、
本を読んで過ごしました。
「荘子」という本と、「相対性理論入門」という本です。
中学3年生の私には、難しい本でしたが、
この2冊の本が、その後の人生に大きな影響を与えたと思います。
だからこそ、この時期が来ると、いつも思い出すのです。
 高校入学後は、やはり人間関係に悩みました。
友達関係や恋愛。
そこで考えたことは、「心とは何か」ということです。
フロイトやユングの本を読みました。
後に、ユングは単なる心理学者ではなく、
偉大な思想家だったのではないかと思いました。
 大学に合格して上京する時、
父親は、田舎育ちの私が劣等感で負けてしまうのではないかと心配しました。
 確かに、大学では、有名高校出身者が多かったのです。
しかし、私は、全く劣等感など感じなかったのです。
私には、読書の力があったからです。
人生において、どんな本を読んでいるか、それが重要です。
偉大な思想家の本か、受験参考書だけか。














































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